CAST

白川一希(しらかわかずき)役 永瀨正敏 初めて脚本を読ませて頂いた時、読み進めながらドンドン作品の世界観に引き込まれていきました。
そし て最終ページを読み終わった直後、この物語の中に自分の身を置いてみたいと願いました。『赤い雪』こ の深いタイトルに込められた世界を楽しんで頂ければと思います。

【プロフィール】
1966年生まれ。宮崎県出身。相米慎二監督『ションベン・ライダー』(83)でデビュー。ジム・ジャームッシュ監督『ミステリー・トレイン』(89)、クララ・ロー監督『アジアン・ビート(香港編)オータム・ムーン』(未・91)、山田洋次監督『息子』(91 日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞他)など国内外の100本近くの作品に出演し、数々の賞を受賞。台湾映画『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』では、金馬映画祭で中華圏以外の俳優で主演男優賞に初めてノミネートされた。 カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された河瀬直美監督『あん』(15)、ジム・ジャームッシュ監督『パターソン』(16)、河瀬直美監督『光』(17)の3作品では、出演作が3年連続でカンヌ出品された初の日本人俳優となった。近年は『64-ロクヨン-前編/後編』、『後妻業の女』など話題作に出演。デビュー35周年に当たる2018年にはチョン・ジェウン監督『蝶の眠り』、河瀨直美監督『ビジョン』、宮崎大祐監督『5 to 9』、石井岳龍監督『パンク侍、斬られて候』、瀬々敬久監督『菊とギロチン』、行定勲監督『鳩』と、積極的に主演作・出演作等が公開された。写真家として多数の個展を開き、20年以上のキャリアがある。

江藤早百合(えとうさゆり)役 菜 葉 菜 私は雪に縁があるらしく初めて主演させて頂いた映画「YUMENO」もマイナス30度の極寒の北海道でした。今回もまた豪雪の山形に誘われました。様々な思いを胸に挑みましたが、撮影に入ると全てがぶっ飛んでしまう様な戦いが待っていました。もがき苦しみましたが、この映画に賭ける強い気持ちが全てを乗り越えさせてくれました。全編が絵画のように美しく、深くて、重い作品になったと思います。

【プロフィール】
東京都出身 2005年主演映画「YUMENO」鎌田義孝監督/で本格的に女優デビュー。 モントリオール国際映画祭他世界16ヶ国の国際映画祭にて上映され、その強烈な個性が注目された。以後映画を中心(大小20本以上の主演作品がある)に活躍。主な出演作品に2005年「夢の中へ」園子温監督、2010年 「ハッピーエンド」山田篤宏監督、「孤高のメス」成島出監督、「ヘヴンズストーリー」瀬々敬久監督、2011年「どんづまり便器」小栗はるひ監督では、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて「最優秀主演女優賞」を獲得する。2012年「百合子ダスヴィダーニヤ」浜野佐知監督、「おしん」冨樫森監督、2013年「ゲノムハザード」キムソンス監督、「ヨコハマ物語」喜多一郎監督、2016年「64-ロクヨン」瀬々敬久監督、2017年「ラストレシピ」滝田洋二郎監督、「追憶」降旗康男監督、「後妻業の女」鶴橋康夫監督、2018年「モルエラニの霧の中」坪川拓史監督、そして2019年には「雪子さんの足音」浜野佐知監督が控えている。

木立省吾(こだち しょうご)役 井浦新 甲斐監督の現場は優しい空気で包み込まれている。山形と新潟の極寒の地を巡り、旅をしながら撮影し、凍てつく寒さの中、監督の柔らかい笑い声に、みんな暖をとるように集まってきていました。でも、ただ優しく暖かいから集まってくるのではありません。監督の内側にある衝動の刃は硬質で、斬れ味は日本刀の様に鋭く、地下世界から天空を自由に往き来する想像力には、人を魅了する毒がしっかりある。その蜜の薫りを嗅ぎつけたスタッフ・キャストが集結してつくられた【赤い雪 Red Snow】尊敬する共演者の方々と、毒を味わいながら、共振し合いながら、甲斐ワールドを彷徨い、記憶を辿る旅をしました。観て下さる方々の心に、深々と赤い雪が降り積もり、世界観に浸って楽しんで頂けますことを願っております。

【プロフィール】
1974年生まれ、東京都出身。98年、「ワンダフルライフ」で映画初主演。以降、映画を中心にドラマ、ナレーションと幅広く活動。主な出演作品は「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(07)「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(12)「ジ、エクストリーム、スキヤキ」(13)。近作に「光」「二十六夜待ち」(17)「ニワトリ★スター」「菊とギロチン」「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」(18)「止められるか、俺たちを」(18)など。「嵐電」「こはく」が公開待機中。

江藤早奈江(えとう さなえ)役 夏川結衣 雪の中の少年の後ろを自分もおいかけているような、
自分もこの雪の中に立ちすくんでいるような、
そんな不思議な感覚に陥りました。
掴んでも掴みきれないこの感覚が、
人の記憶という不確かなものと同化しているのかもしれません。

【プロフィール】
映画『空がこんなに青いわけがない』でデビュー。
主な出演作品は『座頭市』(03)、『歩いても 歩いても』(08)、『孤高のメス』(10)、『東京家族』(12)、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(15)、『家族はつらいよ』(16)、『64-ロクヨン-』 (前編・後編 16)『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』などがある。TVドラマでは「青い鳥」(97 TBS)、「結婚できない男」(06 KTV)などの話題作にも出演。

宅間隆(たくま たかし)役 佐藤浩市 真実だけが残るのか、残ったものが真実なのか?
霧散していった事柄の中に真実は隠れていなかったのか。
事象は記憶の中で、少しづつ印象を変えて人の心の中に根ざします。
そんな心の歪さを陰鬱に描く赤い雪で、僕の演った宅間は
他人の痛みには一切心を揺さぶられる 事なく、己が欲望の為だけに動く怪物です。
しかしそんな怪物が現実社会では平然と隣に座っているかもしれない、
その今をやらせて頂きました。

【プロフィール】
1960年生まれ。東京都出身。1981年に『青春の門』映画デビュー。主な出演作品は『魚影の群れ』(83)、『敦煌』(88)、『トカレフ』(94)、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)、『GONIN』(95)、『あ、春』(98)、『壬生義士伝』 (03)、『ザ・マジックアワー』(08)、『のぼうの城』(12)、『愛を積むひと』(15)、『64-ロクヨン-』(前編/後編 16)ほか。重厚な演技から柔らかいコメディもこなす幅の広い演技力は、日本の映画界・ テレビドラマには欠かせない存在となっている。

  • 元刑事 上原役 吉澤 健

    【プロフィール】
    神奈川県出身。俳優として映画・舞台などで活躍。唐十郎主宰「状況劇場」に所属していた。主な出演作は、映画「空、見たか?」「その男、凶暴につき」「キャタピラー」「こどもつかい」「龍三と七人の子分たち」舞台「アリババ」「月笛お仙」「由比正雪」「キュテル」「骨風」など。

  • 木地師 常山役 坂本長利

    【プロフィール】
    島根県出身、1929年生まれ。「ぶどうの会」「演劇集団変身」を経て小劇場運動の先駆けとして活動。半世紀以上公演している一人芝居「土佐源氏」の上演回数は1200回を超え、89歳の現在も展開中。紀伊國屋演劇賞特別賞受賞。国内のみならず、ポーランド、スウェーデン、エジンバラ国際芸術祭など海外でも絶賛される。60年を超える芸歴の中で、数多くの舞台・映画・テレビドラマ(『北の国から』『Dr.コトー診療所』『坂の上の雲』など)に出演。

  • 失踪した少年の父親、白川博史役 眞島秀和

    【プロフィール】
    山形県出身。李相日監督作品「青~chong~」(01年)で映画デビュー。
    近年の主な出演作として、映画「愚行録」「心に吹く風」など。ドラマでは、「プラージュ」、「隣の家族は青く見える」、「おっさんずラブ」、「ダブル・ファンタジー」などに出演。2019年2月には舞台「CHIMERICA チャイメリカ」に出演する。

  • 失踪した少年の母親、白川恵美子役 紺野千春

    【プロフィール】
    鳥取県出身。2000年に広田レオナ監督作品『DRUG GARDEN』で主演を果たし、以後数々の映画・CM等に出演。また音楽活動も行っており2007年、立花ハジメ氏率いるバンド「THE CHILL」でボーカルを担当。2018年フランス人アーティストcomposerのJONATHAN DGXとのユニット「UN SON DOUX」始動。

  • 江藤早百合が働く旅館で働く従業員役 イモトアヤコ

    【プロフィール】
    鳥取県出身。2007年より日本テレビ系バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』に出演。バラエティにとどまらず、2010年ドラマ「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜」で女優デビュー。
    「下町ロケット」「家売るオンナ」など役者としても活動の幅を広げている。CMへも多数出演。

  • 江藤早百合が働く旅館で働くアルバイト 昌男役 好井まさお

    【プロフィール】
    大阪府出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属、お笑いコンビ井下好井(いのしたよしい)。
    相方は井下 昌城。2017年1月7日 人志松本のすべらない話でMVS獲得。ドラマ『小さな巨人』、映画『火花』『凜‐りん‐』など。